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気になる彼女の直撃!インタビュー 池脇千鶴さん
映画『ストロベリーショートケイクス』(公開中)で、恋に恋する里子、可愛いのにどこかさっぱりと骨太な女性を演じている池脇さん。短い時間でしたが、映画の話も自身の恋愛観も、率直に、ユーモアたっぷりに語ってくれました。
「こんにちは〜」と愛らしい声とともに現れた池脇さん。想像よりはるかに小さく、とてもやわらかな印象。一瞬、彼女の発するオーラに、こちらはまるで男性になったような気分。録音機を用意するのも忘れて、見とれてしまいました。そう、彼女─池脇千鶴は、同性をも虜にする魅力を持っています。
気になる彼女の直撃!インタビュー 池脇千鶴さん
 
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ひとつの恋が終われば臆病になる自分もいるけれど、同じ失敗を繰り返しても、恋愛することは大好きです
──映画は、里子が引きずられる衝撃のシーンから始まり、この“最悪な”失恋を乗り超えた里子が、さっぱりと骨太な女性へと生まれ変わっていくわけですが、池脇さんご自身は、ひとつの恋愛が終わった後、自分が強くなったと感じるほうですか?
池脇さん:冒頭のシーンは、台本を読んだ段階ではおもしろいなぁと思っていたんですけど、出来上がりを観ると、画面いっぱいに映し出された自分のおでこに、「一体なんの映画?」と思わず笑ってしまいましたね。
  私自身は、恋が終わると、むしろ臆病になっちゃっているところもあるんです。あまり深入りせず、自分が傷つかないようにと過ごしてきて、常にどこかで一歩引いていますから。
  それでも、やっぱり恋愛は大好き。だから、その場ではどんどんいっちゃいますね。結果、同じような失敗を懲りずに繰り返す。もうちょっと学習できればいいんですけど(笑)
  終わった相手とは、だいたい友だちにはなれないんですけど、中にはなれる人もいました。その人の結婚を聞いた時は、心からよかったなぁって思いました。いつもは、ひとつの恋が終わると、ちょっとだけ引きずって、あとは笑いのネタにします(笑)。
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辛い別れを経験するたび、『死にたい』と思う。でも死なずに生きている里子の気持ち、よくわかります
──里子は、みじめな失恋を経験しても「恋したいなぁ…」が口癖で、バイトから帰って、部屋のベランダにあるブランコに揺られながらビールを飲むのが日課。里子がとても自然に感じられたので、池脇さん自身、里子に共感する部分も多かったように思うのですが。
池脇さん:里子に共感する部分ですか? 毎晩ひとりで晩酌している。あそこは一緒だな、っと(笑)。それと、ひとりで自活して、自立している女の子っていうところでは、一緒かなと思いますね。それに、これは、だいたいの女の子に通じると思うんですけど、里子って、あんなふられ方をしても、生き返りましたよね。あそこまでのことはなかったけれど、私にもひどいふられ方をしたり、辛い別れがあって…。
  毎度毎度、「この人を失ったら本当死にたい。死んじゃうわぁ」と思うけど、まぁ、結果、生きてますよね。絶対死なない(笑)。後になると大袈裟だったなと思うけど、その時の辛さはよく分かるし、そういうところも、おんなじだなって。

 私の場合、役を演じるときは、台本を1回読んでひらめくというか、パッと入ってくるんですね、役のイメージが。里子という役の大事なところは、この物語の中心、軸であることですよね。他の3人はみんな事件が起きて感情の起伏があるわけですが、私の演じた里子は、そんな事件を最初に超えた人間。たとえ4人で並ぶシーンがほとんどなくても、4人の中心となっているので、私がぶれちゃいけないなって思ったんです。

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結婚願望が強かったり、プレッシャーとひとり戦ってたり、過去の私とリンクしすぎて、目をそむけたくなりました
──それでは、里子以外の3人の女性の、特に恋愛に関する行動とか感じ方には、共感するものがありましたか?
池脇さん:4人合わせてひとりという感じがするから、ひとりに絞ることはできないんですけど、秋代さんの、一途さはすごくよく分かります。ただ彼女は、切な過ぎますよね…。私は負ける賭けはしないというか、負ける勝負はしないというか。だいたい勝てそうなものからいくので(笑)、相手に彼女がいる時点でアウトって感じで、好きにならないことが多いですね。

 4人の中では、ちひろと塔子の関係がすごく辛い。ちひろは、辛い時に必ず笑うんです。八方美人のような部分もあるのかもしれないけれど、会社で陰口叩かれても、笑顔でいくんですね。それに、彼氏に「別れよう」と言われた後も。痛々しくてしようがなかった。
  塔子は、仕事にプライドを持ってて、それでプレッシャーやストレスと戦っている。私もこの仕事でひとり戦ってるってところで、よく分かります。特に彼女はひとりで仕事してるから、はけ口がない。嘔吐することでしか、何もかも吐き出せないというその辛さも、なんとなく理解できて。見ていてどっちも痛々しいですね。

 そうそう、ちひろは、ちょっと前の私に似てて、すごく嫌だなって思ったんです(笑)。彼氏に自分の感情を押し付けちゃうっていうか、結婚願望が強かった時もあったし。家庭的なところをアピールしてウザイことをしたりとか、あまりに過去の自分とリンクしすぎてちょっと苦しくて、目をそむけたくなりましたね(笑)。
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“特別なモノ”ではなく、“自分が幸せになれる何か”辛いことがあっても、生きていれば必ず巡り会える!
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プロフィール
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池脇千鶴 IKEWAKI chizuru
1981年11月21日
大阪生まれ
97年『ASAYAN』(TX)の「第2回CM美少女オーディション」で、8代目三井のリハウスガールに選ばれデビュー。映画『大阪物語』(99年/市川準監督)のヒロインに抜擢されて映画デビューを果たし、同作品で新人賞を受賞。その後、03年『ジョゼと虎と魚たち』(犬童一心監督)、04年『きょうのできごと』(行定勲監督)など映画のほか、07年はNHK大河ドラマに出演予定。
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ストロベリーショートケイクス
ストロベリーショートケイクス
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story STORY
フリーターの里子は人生最悪にみじめな失恋を乗り越え、デリヘル店の電話番として働いていた。そこで人気デリヘル嬢として働く秋代は、一途に一人の男性を思い続けている。一方、結婚願望の強いOLちひろと、過食症のイラストレーター塔子は、ルームメイトとしてひとつの部屋で暮らしていた。性格も職業も異なる4人が、それぞれの幸せを求め、傷つき、泣きながらも、人生にきちんと向かい合った時、彼女たちに小さな奇跡が起こる…。
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cast CAST
池脇千鶴
中越典子
中村優子
岩瀬塔子
加瀬 亮
安藤政信 他
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staff STAFF
監督/矢崎仁司
脚本/狗飼恭子
原作/魚喃キリコ
(『strawberry shortcakes』/祥伝社)
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2006年9月23日公開
ストロベリーショートケイクス
official site
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──平凡な毎日の中で、ドラマチックな“ハプニング”に憧れを抱くこともあります。でも、それが自分の望んでいない“ハプニング”だとしたら、池脇さんならどう対処しますか? 
池脇さん:私だったら、思いがけないことに遭遇したら、あまりアクションを起こさないですね。時間が解決してくれると思うので、逆らわず、流れに身を任せるというか。
  実は、私、飽き性なんです、何でもかんでも3日坊主になるから、飽きたらこの仕事も続けてないはず。いまも続けてるってことは、この仕事に飽きてないんですね。平凡だって思うことがない仕事だし、生活でしょう。だから平凡な毎日だったら、どうだろう? ちょっとわかりません。
──映画の中での“ハプニング”は“小さな奇蹟”として、女性たちが少しずつ先に進むきっかけとなりますが、全体としては4人とも流れに身を任せている感じを受けました。最後に、この映画を通して池脇さんから読者へのメッセージをお願いします。
池脇さん:うん……、観てもらえれば分かるかな? とてもいい映画だってことは胸張って言えます。大好きな映画です。
  ただ、この映画は、女の子への応援歌でもなんでもなくって。登場人物と同じ境遇にいる人が見たら、より辛くなってしまうかもしれないんですけど。それでも、生きてるってのも悪くないぞって思うんですよ。偶然ってあるぞ、って。奇蹟じゃないけど、生きていれば自分にとってハッピーなことだって起こるよ、っていうのは言えるかな。
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撮影/永利隆之、取材&文/佐藤則子、スタイリング/関志保美、ヘアメーク/山田典良(e.a.t...)
◇衣装協力◇白×黒柄シフォントップス¥8,295/Forever Love(ジオン商会)、デニム七分丈パンツ¥11,340/BABYLONE
◆電話◆ ジオン商会 03-5792-8003 BABYLONE 03-3497-0370
2006/09/26 up
 

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