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| 秋の新作ネイル。芸術の秋を意識したペイントアートのデザインです。 |
――美容業界に入ったきっかけは何でしたか?
松下さん:母が「あなたは手先が器用だから美容系の仕事が向いているのでは?」という一言でした。そのころエステティックがブームになリ始めていたので、少し勉強してみようかなと、サロンの内装設備やエステティック分野を手がけるタカラベルモントに就職したのです。OLとして事務や営業をやり、エステティック養成スクールの講師としても働きました。約5年間、会社組織の一員として働いているうちに、独立して自分のお店を持ちたいという夢が強くなってきたのです。
まだどんなお店が持ちたいのか漠然としたので、とりあえず専門学校に通って美容師免許を取得。でも実際にエステもヘアもできるようになると、何か物足りない気がして、「自分にしかできないことで人の役に立ちたい」と思いました。さまざまな美容技術を身につけようとして始めたのがネイル。すぐに私にはコレが向いている!と。そして女性の美しさを追求する、エステやネイルサロンの枠を超えたトータルビューティを提案するお店を作りたい! そう思い描くようになりました。 |
――独立したのは、いつごろですか?
松下さん:27歳のとき。マンションの一室を借りて、ネイルサロンを始めました。ネイルの勉強を始めたのが23歳で、自分のお店を持ちたいと考えていたので、4年間は必死でいろんな勉強をしましたよ。その時会社でのOL経験がすごく役になったのです。職人として美容技術しか知らなかったら、会社組織というものがわからないでしょう。でもOLだったから会社経営のことも何となくわかっていたし、事務経験も営業経験も活かすことができました。
――お店は、ネイルだけでなく、いろんなことをやっているんですよね?
松下さん:現在の代官山と銀座のサロンでは、ネイルだけでなく、まつ毛パーマやフットケアなどさまざまなメニューを用意して、トータルビューティの提案をしているんですよ。女性が美しくなりたいと思う気持ちに応えられるお店になっています。 |

――最初はお客さんを集めるのに苦労したのでしょうか?
松下さん:もちろん! 1人もお客さんがない日もありましたよ(笑)。そういう時は、メールを出したり、手紙を書いたり、いろんなキャンペーンを考えたりしました。最初は、15坪の小さなお店で、場所も人目につきにくいマンションの一室みたいなところでしたので、クチコミで来てくれる人がほとんど。友人やお客さんが知人を連れてきてくれたり、いろんなお店に頼んでチラシを置いてきてくれたり、本当によい宣伝マンになってくれましたね。私は、いいことをしていれば、必ずお客さんは付いてくれると信じて、とにかく1人1人のお客さんを大切にし続けました。
――お店が軌道に乗ったのはいつからですか?
松下さん:「石の上にも3年」とはよく言った言葉で、本当に3年たったら苦労がなくなり、お客さんが定着してきました。昔からのお客さんを大切にすることを心がけていたおかげで、現在はほとんどがリピーターの方でいっぱいです。実は今、新規の方はお受けできない状態なのです、すみません…。 |
――今まで挫折したことはありましたか?
松下さん:お店を出す場所が見つからなかったり、お客さんがなかなか集められなかったり、プレッシャーもかなりあったので苦労は、本当にたくさん! でもそれを辛いと思ったり、挫折したと思ったことはあまりなかったですね。やっぱり自分のお城を作りたいという思いが強かったので、挫折などしている暇がなかったのです(笑)。あとは、私はおしゃべりが大好きで、何かあれば、友人としゃべって、それでストレスを発散をしていたから、辛さを紛らわせたのかもしれませんね。 |

――男性用のサロンを作るなど、新しい発想はどんなときに思いつくのでしょうか?
松下さん:メンズサロンを始めたのは、「男性も美容に興味はあるけど、サロンというとなかなか入りにくい」という男性の話を聞いたのがきっかけ。それなら専門店街のメンズフロアに作って入りやすくしてあげればいいと。現在、メンズサロンのお客さんの半数は眉毛カットなのですが、やはり自分ではできないという男性が多かったようで、すごく反響がいいんですよ。
新しいことをはじめるきっかけは、一番はお客さんや友人・知人からの情報ですね。お客さんは、美に関する情報をたくさん持っていらっしゃいます。自分でも他のサロンを回り、お客さんになってサービスの仕方を学ぶなどの勉強はしていますが、忙しくてたくさんは見て回ることができません。だから、お客さんからの話はすごく刺激になります。
――毎日忙しいと思いますが、きちんと休みは取れていますか?
松下さん:はい。ON、OFFはきちんと分けて考えていますので、どんなに忙しくても週に1回は休むようにしていますよ。愛犬と遊んだり、スポーツクラブに通ったり、好きなことをしてリラックスしています。最近は、料理にはまっていますね。あとは温泉が好きなので、時間があれば温泉に行っています。
――美しさを保つために続けていることはありますか?
松下さん:朝はなるべくフルーツを食べてビタミンを摂るようにしたり、間食はしないとか…そんなに特別のことはしていません。週に2回のジムに通って汗を流したり、お風呂が好きなので、バスオイルなどを使ってバスタイムを楽しむようにしているくらい。それから美容とはちょっと違いますが、家にはごみや洗い物などはためず、お花を常に飾ることを心がけています。快適な空間で、キレイな心で暮らすように常に心がけていますよ。
――今後の夢を教えてください。そして読者へのメッセージがあればどうぞ!
松下さん:いつかは海外にラグジュアリーなスパを作ってみたいですね。日本の文化を取り入れた、最高級のスパを…まだ場所も時期も決めていないのですが。だからまずは国内でスパ事業の勉強をしようかなと思っています。
私は、どんなことでもあきらめずに努力をすれば必ず夢は叶うと信じています。みなさんも、何かやりたいことがあるなら、ぜひ意志を貫いてください。やりたいことがない人は、趣味でも仕事でも勉強でも何か1つ興味を持てることを見つけ、それを続けてみてください。そこから新たな夢がきっと見つかると思いますよ。
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松下美智子
Michiko Matsushita |
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1月15日生まれ |
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トゥーソレイユ主宰 |
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シーズインターナショナル・カレッジ学院長 |

1996年シデスコインターナショナルディプロマ(エステティック国際ライセンス)、美容師国家試験資格取得。ネイルとエステのトータルコーディネートを目指し、都内ネイルスクールでネイルを学びネイリストに。1999年ネイル業界で世界的に権威のある「IBS New York Show」で、日本人初の世界ランキング1位を受賞。その他、数々の世界大会を制覇。2000年2月に代官山にLe Soleil Nail&Esthe(現Tout Soleil)をオープン。2003年5月銀座にネイル・スタジオシーズ・トゥーソレイユをオープン。2007年4月、新丸の内ビルディング4Fに日本初・男性向けネイルサロン「トゥーソレイユ オム」をオープン。世界的なネイリストとして国内外で活躍中。

<著書>
「松下美智子のキレイはつくれる」(幻冬舎)
「松下美智子のエレガントネイル アート&DVDレッスン」(宝島社)
「松下美智子流ネイルアート」(ネコ・パブリッシング)



トゥーソレイユ 代官山店
〒150-0034 東京都渋谷区代官山町19-4 代官山駅ビル2階
TEL:03-5428-1901
平日AM11:00〜PM9:00
土日AM11:00〜PM8:00
無休 |
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