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 FAnet『ラブラボ』の主席研究員、恋愛エッセイストの潮凪洋介さんの対談がスタート! 人気アーチストや芸能人と白熱の恋愛トークを繰り広げます。第1回目のゲストは、等身大の女性像を描いた歌詞とパワフルかつ繊細なステージで高い支持を得たシンガーソングライター、坂詰美紗子さん。本音モードの恋愛観から、大ヒットした1stシングル『オンナゴコロ』まで、会話はどんどん本気モードに…。

Photograph:Yuichiro Ogura Editor:Chie Saito Designer:Nandy&NiceBros!


ふと見た光景から広がった妄想から、微妙で何気ないオンナゴコロを描いています 坂詰美紗子

潮凪さん:『オンナゴコロ』聞きました! 女の子の本音がよく伝わって、男性に聞いてほしい曲だと思いましたが、実際はどんな気持ちをこめて書いたのですか?

坂詰さん:普段感じているさりげない女心を描いてみました。だから女性はもちろん、男性に聞いてもらって、オンナゴコロを理解してもらえたらいいなと思っています。男性って、女性のちょっとした変化に気づいても、言葉に出さずに流してしまいますよね?! でも、女の子は、髪を切ったり、新しい洋服を着たり…といったさりげない変化に、気づいてほしいものなんです。「似合っているね!」とか「その服どこで買ったの?」とか、言葉に出して聞いてほしいんです。そういった、男の子にはなかなかわかってもらえないオンナゴコロ、それを伝えたかったのです(笑)

潮凪さん:確かに男性としては、なかなか言葉に出さなくてもいいと思ってしまうことが多いかもしれませんね(反省)。この曲は、坂詰さんが普段感じていたり、実体験したことをもとにしているのですか?

坂詰さん:いいえ、実は、私の曲はほぼ100%妄想です。例えば、電車でお化粧をしている女の子がいますが、それを見て「これからデートに行くのかな?」「誰と会うのかな?」と想像をふくらませ、「グロスを塗るのは唇を奪ってほしくて」「マスカラ2度塗りは視線クギヅケにしたくて」という歌詞を作りました。私、すごくお化粧が好きで、だから電車で目が行ってしまったのかもしれません。電車の中で、自分を完璧に作り上げたいと思う女性の気持ちを描いてみたのです。

潮凪洋介

潮凪さん:電車で化粧をする女性は批判の的ですが、私は彼女達を見ると、なんだかドキッとしてしまいますね。これからデートなのかな〜って、私も妄想しちゃうかも。

坂詰さん:私は毎日2曲くらい妄想ストーリーを書いているんです。例えば1つのコップを見たら、そこから…彼氏とお揃いで2つ買ったのに、別れた日にちょうど1つが割れてしまったな…とか想像膨らませて(笑)。性格上書かない日を作るのが恐くて、ネタ切れだと思っても無理やり1日2曲は書くようにしているんです。ところで潮凪さんは、仕事がはかどる場所ってありますか? 

潮凪さん:逗子海岸で仕事をするとはかどりますね。波打ち際に足をつけながら仕事をするとひらめくんです! 時には友達に会社をサボってもらって、ビーチでそれぞれの仕事をするんですよ。みんな海辺に等間隔に座ってパソコンを打っている…川辺に座るカップルのように…他人が見ると異様な光景かも(笑)

坂詰さん:逗子いいですね〜。私、横須賀だから今度ぜひご一緒させてください! 私の場合、いちばん“ふってくる場所”は、トイレなんです(笑)。手を洗った瞬間とかにふっとフレーズが思い浮かぶ。あとはお風呂でボーっとしているときかな。

潮凪さん:わかる! トイレとかお風呂とか、適度に気を抜いたときに思いつきますよね。私の場合、どうしてもはかどらないときは思い切って休みを取って遊ぶんです。それで心に余裕ができると、自然といい文章が思い浮かぶかな。適度な休みで、創作の貯金をしています。

外見は衰えていくもの。人間的な魅力を持つ人が、最終的には、勝ち女になると思います

潮凪さん:ふだんよく友達と恋話をしますか?

坂詰さん:深夜に電話で。私は聞き役メインですけど…いちばん多いのは、彼氏の愚痴を聞くこと。でも、本当に別れたいとか、意見がほしいとかでなく、ただ話を聞いてほしいっていう友達が多いかも。友達に愚痴をいいつつ、けどやっぱり彼が好きということを、自分で再確認したいみたいなんです。女の子って、そういうとりとめのない、結論を求めないガールズトークが好きなんですよね。

坂詰美紗子

潮凪さん:なるほど。私の場合、仕事柄、よく女性から悩みを聞くことが多いんですが、最近多いのが、彼氏彼女のような関係になったのに、誕生日は忘れられるし、休日は連絡がつかなくなるし、実際のところ私って彼女なの? って悩みなんですよ。

坂詰さん:そういう場合、どういうコメントするんですか?

潮凪さん:「それは付き合う契約をしてないんじゃない? きっと相手は付き合っているって思っていないよ」と教えてあげます。でも、そういうだけでもショックをうける人もいるので、いかにショックを与えずにアドバイスをするか、なかなか難しいですね(苦笑)。

坂詰さん:私だったら、「それは、使い捨てカメラみたいにしか思われていないんじゃない?!」って言ってしまうかも(笑)。女性ってわりと被害妄想が激しいから、優しく言われてもピンとこない。はっきり言ってあげるのが一番だと思いますよ。

潮凪さん:納得(笑)。男には27時トークってのがあります。合コンのあとなどで本音のトークをする時間のことなんですが、そこで「あれは単なる遊びだ」とか「いい女だけど付き合う対象じゃない」とか、けっこうずるい発言を聞きます。ずるい男が多いかもって思いますよ(苦笑)

坂詰さん:でも女の人も、いわゆるモテ女的な、魔性の女っていますよね。私はそういうトップの座にいる魔性系の女性って、人として魅力を感じないし、美は衰えていくものだから、いつかはその座を失うだろうなって思う。それより人間的に魅力を感じる人のほうがずっと素敵です。そういう人こそ最後に勝つと思うんですけど…、別にひがみじゃないですけどね(笑)

潮凪さん:確かに魔性の女は、結婚相手としては男から愛されないでしょうね。最終的には駆け引きが必要ない女性、けなげな女性が勝つと思いますよ。でも一番いいのは、魔性でひきつけ、直球で落とす! これがいいのかな(笑)。

坂詰美紗子 潮凪洋介 仕事ができて、みんなから信頼される男性、キラキラ輝いている人に魅かれます

潮凪さん:坂詰さんには、恋愛成功テクニックってありますか?

坂詰さん:私はそういう、マニュアル的なタイプじゃないんです。まず、友達の紹介で、というのはなし。そのカップルがギクシャクすることで、紹介した友人も微妙になってしまうからです。あと合コンの経験がないから、そういう出会いもないですね。ベストは、仕事とか日常の生活の中で自然に出会って、お互いをよく知って、魅かれあう形かな。私自身、内面を知ってから好きになることが多いんです。出会ってすぐに好きになることはないですね。

潮凪さん:理想の男性っていますか?

坂詰さん:仕事ができる人!! 仕事ができると、自分のことはもちろん、他人に対しても配慮ができるし、いろんな面でみんなから信頼されるし、人づきあいもうまいし…そういうキレる男性に魅かれます。あとは男らしい人! 市原隼人さんのような(笑)

潮凪さん:女性で尊敬できる人は?

坂詰さん:自分を持っていて、柔軟性のある人ですね。それに趣味や仕事などに夢中になっている人。よく彼氏とけんかする友人がいるのですが、彼女は趣味がなくて、生活の中心が彼氏。だから彼氏が趣味に費やす時間が許せないみたいなんです。でも、それっておかしいと思うんですよね。彼には彼のプライベートがあった当然で、彼女はそれを理解してあげるべきだと思うのです。男一筋にならないためにも、仕事にしろ趣味にしろ、自分が打ち込めるものを持つことは大切だと思います。仕事も、恋も、趣味もバランスよくこなしたい…ちなみに私の理想配分は、仕事:恋愛:プライベートが、3:3:4かな。でも今は仕事が8割かも(涙)。

潮凪さん:仕事が充実しているんですね! 今、坂詰さんは自己実現できる理想の生活をしているのでは?

坂詰さん:そうですね! 今は仕事が楽しいから、とても充実した生活だと思います。これからも“女の子の本音”をたくさん描いていきますので、ぜひ応援してください。


対談を終えて by 潮凪洋介

 輝くオーラのある女性…坂詰美紗子さんの第1印象です。想像していた以上に、芯のある素敵な方でした。恋愛にしても、仕事にしても、彼女の生きる姿勢はカッコイイ! 特技は“恋愛相談”というだけあって、恋愛に関してはすごく的確でキレる意見を持っていました。新曲“オンナゴコロ”をはじめ、女性がもつ日常の何気ない思いや、ちょっとしたしぐさ、せつない恋心…そんなをさりげない部分に目を光らせ、これからも素敵な曲をたくさん作ってほしいですね! 若きシンガーソングライターの今後の活躍に期待です!!


2008.10.27 UP

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