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●でもその後、悲惨な時期がありました。私は、どうしても子供のことを忘れられなかったのです。彼を憎むことで、そのストレスを発散していました。私はしょっちゅう彼に絡んだり、わがままを言うようになりました。そんな私に、彼は少しの文句も言いませんでした。ただ、そばにいてくれました。奥さんのところへ戻ることだってできたのに、ちゃんと私と向き合い、どんなひどいことをされたって好きだ、と言ってくれました。あんなに憎らしかったわたしに…。
●時が私の心を癒してくれました。落ち着きを取り戻した私は、以前のように彼との幸せな時を過ごしました。
●こっそり会い、こっそり秘密のキスをする。暗闇にまぎれてホテルに行き、暗闇の中で心と体を重ね合う。彼の香りが私にたくさんつきますように…、そうすれば、夜ひとりで寝ても平気だよ…。
●幸せは実際には3年間続きました。でも、私の感じだとたったの3か月。あっという間のできごとにしか思えません。というのも、私たちの別れは、それはそれは突然訪れたから。 |
●彼の子供が小学校入学を迎えたとき、私たちは離れることを決意しました。
●小学生になれば、いろいろなことがわかってくるもの。私は、彼の会社の同僚ということで、彼の家にもよく遊びに行っていたので、彼の子供とも仲良しだったのです。
●「みゆちゃん、お父さん、夜遅くしか帰ってこないの…。僕ね、我慢できなくて寝ちゃうんだよ〜。お父さんのお仕事忙しいの…。みゆちゃん、社長さん知ってるよね?
お父さん、お仕事やめて帰れるようにしてって言える?」
●そう言われた時、私ははっとしました。彼が夜遅く帰るのは、私と会っているからです。私たちは、こんな純粋な子供に寂しい思いをさせていたのか。彼も私も、自分たちの罪深さを思い知りました。離れると決めたのはその時でした。
●彼は、口癖のように、「俺たちは、来世でもこんな関係にしかなれないと思うよ」と言っていましたが、別れるときには、泣きながら、こう言ってくれました。
●「俺たち、来世では一緒になろう! 絶対待ってるからな!! 次は絶対ふたりで家族作ろうな! 結婚しような!」 |
●私は今も、その言葉があるから生きています。
●今、私にはだんなもいて、第二の人生を生きているように感じています。でも、彼のことは、きっとこの先も一生愛していくと思います。
●彼は、私が全身全霊をかけて愛する、かけがえのない人なのです。 |
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