●まず1回目。18歳のとき、生理が2か月もこなかった。つきあっている彼もいたので、「どうしよう、もし本当に妊娠していたら」という恐怖でいっぱいになった。
●死にたいほど悩んで、結局、友達につきそってもらって、自宅からいちばん遠い個人医院の産婦人科へ行った。初めて内診台に上がった時の恥ずかしさ。カーテン越しに見える先生のシルエットがとってもいやで、なんで私だけがこんな目にあわなくちゃいけないのかと、相手の彼のことがその日一日で大嫌いになりそうだった。
●診察の結果は、一番恐れていた「妊娠」ではなかったけれど、「君の卵巣は爆発寸前だ。手遅れになる前にすぐに大きい病院へ行きなさい」と先生。私は自分の体が爆発寸前だということよりも、親への説明の言葉のほうが怖かった。
●「なんで、卵巣が悪いことがわかったの?」と、母親に聞かれたら、なんて言えばいいんだろう? ボーと考えていると、先生が紹介状を書いて渡してくれた。
●そんなものもらったところでわかんないよ。ついて来てくれた友達に紹介状を見せて、喫茶店で相談した。
●親には、学校の内科検診でわかったと説明しようということになったけれど、そんなので通じるのかどうか、実際に母親に言うまでは、ずっとドキドキしていた。
●でも案外簡単だった。「相談したい事がある」と言って事情を告げると、母親は、何の疑いももたずに、女は女同士という感じとても心配してくれた。 |