●進学する短大が決まり、高校の卒業式を間近に控えた早春、私は、友人に連れて行かれたライブハウスで彼を知りました。「地元で一番実力があるバンドのギタリスト、ルックスも女の子に人気上々」と、店の常連になっていた友達が紹介してくれました。私は、彼と面と向かった瞬間、そのルックスに心を奪われてしまいました。
●細身の長身で、まっすぐの黒い髪が肩まできていて、彫りが深く、切れ長の目がかわいい童顔。すそがほつれたTシャツとジーンズの間からちょっぴりおなかが見えていました。まだ子供だった私は、無邪気に“超カッコイイ”って思ってしまったのです。
●しかも彼は、挨拶もそこそこに「ちょっと」と言って私の腕をとって楽屋へ向かい、強引に私の唇を奪ってしまいました。初めてのディープキス。彼が、「一目惚れだよ、オレ」と言ってくれたとき、私はトロトロに溶けてしまいました。 |