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福わうち 白金

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本日の蒸し野菜:今回はカブ、ニンジン、ブロッコリー、カリフラワー、シイタケ、トマト、もやし、湯葉、サツマイモ、豆みょうをいただきました。蒸し野菜なので野菜の甘味が引き出されています。ネギ油との相性が抜群です。

 ゴールデンウィークに入る直前、急に和食を食べたくなって、白金にある日本料理店『福わうち』を訪ねました。

 ここは、白いご飯に合う料理のおいしさで食通に人気があり、予約なしには入れないという噂のお店。産地直送の魚にもこだわっており、刺身から焼物、煮物に至るまで、非常に高レベルの料理が味わえます。

 お腹が空いていたので、まずは「本日の蒸し野菜」を注文。旬の野菜が常に8〜10種類、お皿に彩りよく盛ってあり、最後にネギ油をさっとかけます。ゆでた野菜とは違い、野菜本来の味がよく残っていて、とっても甘い! ネギ油との愛称がすごく良く、噛んだ瞬間、口の中にフワーっと野菜の甘さが広がります。

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定番の「肉じゃが」。ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎ、牛肉を2時間半も煮込んだ逸品。材料が煮崩れをしてないのに、すごくやわらかくて、味がよくしみこんでました。

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鯛眞子煮とふきのとうの天ぷら。鯛眞子を水で煮て、煮汁を天つゆにしているそうです。見た目は味が薄いように見えますが、しっかりと味がしみこんでいて、あっと言う間に食べてしまいました。

 続いては定番の「肉じゃが」。ニンジンやジャガイモ、タマネギ、牛肉などの材料を2時間半も煮込んだだけあって、味がしっかり染みています。おいしい! とろけそうにやわらかなのに、材料が煮くずれしていないのも驚異。白いご飯が欲しくなる味でした。

 「鯛眞子煮とふきのとうの天ぷら」も絶品。水で煮た鯛眞子(鯛の卵)とふきのとうの天ぷらを盛り付け、そこに天つゆをかけたシンプルなお料理。天つゆに、鯛眞子の煮汁を使っているところがミソ。杯を片手にしっかりと味の染みた眞子とふきのとうをつまんでいると、お酒が止まらなくなります。「ああ、日本人に生まれてよかった!」。おかげで、次から次へと料理を注文してしまいました。

 オーナーの三宮昌幸シェフは、生まれも育ちも大分・佐賀ノ関。魚がおいしい土地柄ゆえに、「生まれながらにして魚の魅力に目覚めていたよ」と、大きなお腹を揺さぶりながら笑います。ふくよかな風貌は、まさに”大黒様”って感じで、『福わうち』の店名がピッタリです。

 さまざまなお店で修業した後、西麻布の日本料理店「博多たらふくまんま」の料理長として誘われ上京。この店で、九州の魚を直送で仕入れるルートを、苦労して確立し、現在に至ります。

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福々しい風貌の三宮昌幸シェフ。困っている人を見ると、どんなに忙しくても、つい手を差し伸べてしまうとか。昨年の新潟県中越沖地震の時には「火の通ったものを被災者に食べて欲しい!」と、従業員とボランティア活動に行き「冷やしたぬきそうめん」と「すき焼き丼」を作って被災者に提供。実は、そんな三宮シェフの思いに共感した私は、「一緒に行きたい!」と、同行をさせてもらいました。

 料理はすべて、素材の味を生かすことをテーマにしており、煮物でも砂糖はほとんど使わずに、素材の甘さを上手に生かして調理されています。だから、白いご飯がものすごく合う! リピーターが多いのもうなずけます。

 『福わうち』を味わい尽くすには、常連になって、季節ごとに少しずつ変化するアラカルトメニューを選ぶのが王道ですが、おまかせのコースもおすすめ。6000円からとお手頃なお値段ですが、料理は全12皿。はじめての方はそれで十分、『福わうち』の料理を堪能できるはずです。

 さて、この日の会計は、ふたりで飲んで食べて、約1万7000円。舌もお腹も満足し、お財布にも優しい『福わうち』でした。

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店舗

福わうち

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住所:東京都港区白金1‐28‐2 サーラ白金1F
電話:03-5739-0264
営業時間:平日=17:30〜2:00(L.O.) 土曜日=17:30分〜24:00(L.O.)
定休日:日曜日
アクセス:東京メトロ、都営の白金高輪駅から徒歩4分

☆予算:お腹いっぱいに食べて、飲んで、ひとり7000円〜8000円くらい。コースは6000円〜。