「帆立貝とタスマニアサーモンマリネのタルタル 柚子胡椒風味」。帆立とサーモンの絡ませ具合が絶妙で、両方の旨みが活かされていています。付け合せのカリカリのフランスパンに一緒に食べるのにはちょうどいい感じでした。
料理やワインと一緒にいただくパンもおいしい! 好みに応じて、バター、オリーブオイルをつけて。
お酒が大好きな私は、大勢でワイワイ・ガヤガヤと飲むことが多いのですが、たまにはひとりでゆっくりと飲みたいときがある。そんなときに行くのが、東京・丸の内にある『オザミトーキョー』です。
ここは丸ビルの35階にあり、東京駅上空からはるか遠くまで見渡せる絶景が最高! 特に夜景。店内はステップ式になっているため、どこのテーブルからも夜景が望めます。また、窓際の個室もあり、事前に予約をして、ここでお酒を飲みながら食事をすれば、VIP気分になれること請け合い。
ロマネコンティのブドウ畑のモノクロ写真が壁を覆う店内は、白と黒を基調にしたモダンな内装で、ニューヨークの高層ビルにあるレストランを思わせて、とってもスタイリッシュ。昼間は自然光が入って明るいのですが、夜はムーディな表情に変貌します。支配人の田中一英さんをはじめとするスタッフの、気取らないサービスと温かなもてなしも心地よく、いつまでもいたくなってしまいます。
ブドウ畑の写真でおわかりのように、『オザミトーキョー』を強く特徴づけているのは、なんといってもワイン。日本一のワインセレクションとも言われている、15000本のワインが常備されているのです。「すべてフランスワインだけです。お料理がフランス料理なので!」と支配人の田中さん。
「自家製ロースハムと赤キャベツのマリネ マスタード添え」。赤キャベツのマリネが非常に上品で、自家製のロースハムに挟んで食べても邪魔にならず、バランスがよくアッと言う間に食べてしまいました。
これがメイン料理の「山形黒毛和牛サーロインのグリエ エシャロットとシブレットのソース」。120gとは思えない、サーロインのグリエの大きさにビックリ。お肉は柔らかく、エシャロットのソースが見た目と違ってサッパリしていて、付け合せのお野菜とも非常に合っていました。
さまざまなワインとの相性をよく考えられたメニューは、どれも美しい盛りつけと繊細な味付けが特徴。有名なのが豚肉料理ですが、どの料理も、素材の持ち味やおいしさを一番に考えて「シンプルかつストレート」なフランス料理を作るよう、心がけているのだそうです。
このお店、 夜景を眺めながらのディナーは格別ですが、お昼からワイン片手に愉しむランチも格別です。
私がいただいたのは、「帆立貝とタスマニアサーモンマリネのタルタル」から始まり、「自家製ロースハムと赤キャベツのマリネ マスタード添え」、そしてメインの「山形黒毛和牛サーロインのグリエ エシャロットとシブレットのソース」へと至る4800円のコースですが、ワインとの相性が抜群! しかも、組み合わせた素材同士が相手の良さを引き出し合って、おいしいのなんの。スイスイ食べられちゃいます。
東京の絶景を眺めながら、ワイングラスを片手に至福の時を味わっているとき、支配人の田中さんが耳寄りな情報を教えてくれました。
この白い泡は、本日のデザート「ブラマンジェ」です。
「実は、6月17日から優勝牛フェアを開催するんです」。えっ、優勝牛? 「和牛品評会で最優秀賞をとった優勝牛を一頭丸ごと買い、お客様に提供するんです。なくなり次第終了します。笹本さんもいかがですか?」と田中さん。
『オザミトーキョー』というと、豚肉料理のイメージが強いのですが、最近、イベリコ豚など、豚肉ブームがわき上がっているので、イメージの一新を考えて、こんなフェアを行うとのこと。でも、優勝牛って・・・どんな味がするんでしょ。食い意地も張っている私は興味津々。これはまた来なくちゃなりませんね。牛肉が大好きなみなさん、早めに予約したほうがいいですよ!
ワインも主役になれてお料理も大胆かつ繊細で美味、おまけに眺望もいいと3拍子揃っている嬉しいお店ですが、『オザミトーキョー』は24:00まで営業。ディナーやランチに利用するだけではなく、バータイムを利用して、食事後のワインを愉しむこともできます。ワインに目がないという方に、おすすめのお店です。
(写真左)『オザミトーキョー』といえば、ワイン。この日は赤を選択。東京の景色を眺めながら、昼間からワイン・・・幸せです。
(写真右)左は支配人の田中一英(タナカ カズヒデ)さん。お料理に合わせて、ワインをわかりやすく説明して提供してくれます。右は料理長の上村慎太朗さん。1999〜2002年、フランスで料理の修行した実力派です。