「9種の前菜」。見た目が美しいだけではなく、すべて一口サイズになっているので、女性にも食べやすいのです。
「オーマールエビの朝天唐辛子炒め」。唐辛子が”これでもか!”と入っているのですが、食べてみると、香ばしい香りが引き立ち、後を引く美味しさ。みなさん、『トゥーランドット』へ行ったら、絶対に注文しましょう!
中国の紫禁城を舞台としたプッチーニのオペラのヒロイン“トゥーランドット妃”。その名にちなんで名付けられたのが、モダンチャイニーズのお店『トゥーランドット游仙境』です。
ここは、ヌーベル・シノワの先駆者として知られる、脇屋友詞シェフがオーナーシェフを勤めるお店。従来の中華料理とは違い、上質なお皿を使い、一皿ずつ盛り付ける、フレンチを思わせるコース仕立ての料理が特徴です。
訪れたのは、アークヒルズのカラヤン広場の角に位置する赤坂店。目の前はサントリーホールです。秋晴れの爽やかな日にランチを楽しみたいと思った私は、もちろん一番手前のテラス席に通していただきました。国際色豊かなアークヒルズなので、外国人でいっぱい。日本ではなく、まるで異国でランチをしている気分になりました。
この界隈は、忙しい女性がお昼時間を過ぎて一人でランチをとる姿をよく見かけます。ゆったりとした空間で、豪華なひとときを過ごせます。女性のひとりごはんも平日の13:00以降なら平気そう。
まずはお茶からスタート。脇谷シェフ推薦の茶葉もあります。甘い香りが蓋についていて、香りだけでも癒されました。クリーミィな香りはありませんが、バランスの良い甘みとふくよかな味わい。クイクイと飲み進めてしまい、どんどんとお湯指しで注いでしまいました。茶器はとてもシンプルで使いやすいです。
ランチの「花鯛の上海風煮込み」です。ご飯とザーサイと小さい麺がついています。サッと揚げた花鯛をよく煮込んであるので、骨から簡単に身が取れて、すごく食べやすかったです。味もよくしみ込んでいて、ご飯とよく合います。さらしねぎと一緒に食べると、ひと味違います。
(写真左)これは「担々麺」。ラー油の香りとゴマのコクが絶妙に入り交じり、辛さの中に深みのある味。辛いもの大好きな人には、絶対にオススメ。
(写真右)こちらは「さっぱりネギそば」。名前の通り、いくらでも食べられそうな優しいお味。ディナーをコースで頂いたあと、〆の一品に食べたくなりました。
カトラリーは、お箸だけではなく、スプーンとレンゲがきて、好きなものを使うことができます。この気軽さと気遣いがとても嬉しいです。
ほどなくして、ワンスプーンのような(一口サイズ)9種の前菜の登場。中華の定番のクラゲもありますが、見た目は中華の前菜と言うよりも、和を思わせる感じです。あれもこれも食べたいと思っている私には、嬉しい一品です。
続いて、お薦めの「オーマールエビの朝天唐辛子炒め」。見た目はとても辛そうですがピリッ!っとする程度で食べやすい。むしろ、唐辛子の香ばしい香りが食欲をビンビン刺激。エビもプリプリで、これはオススメ。『トゥーランドット』に来たら、絶対に注文したほうがいい一品です。
「花鯛の上海風煮込み」を、ご飯のお供にいただいたあとは、麺料理。麺は2種類から選べ、私は「辛い担々麺」、一緒に行った友人は「さっぱりネギそば」。担々麺は、ラー油とゴマのコクが生きていて、一口食べただけで「う〜ん美味しい!」と思わず言ってしまうほどのお味。友人が頼んだ「さっぱりネギそば」は、本当にさっぱりしていて、食事の〆にしたくなるようなお味。どちらも、スープを残らず飲み干してしまいました。
そして、デザートに高級感たっぷりの「マンゴープリン」と「杏仁豆腐」をいただいて、この日のランチは終了。ああ、満足!
左が「マンゴープリン」、右が「杏仁豆腐」です。どちらも舌を魅了するお味です。
運ばれてきたお料理の美しさはもちろん、お店の外観、内装ともに、とても上品で、丁寧な対応も文句なし。また、テイクアウトメニューを販売する店舗もあり、これから気持ちのいい季節は、オープンエアの下、テイクアウトメニューでランチをするのもお薦めです。
オペラの”トゥーランドット”は、類い希な美しさで見る者すべての心を奪い去りましたが、こちらの『トゥーランドット』は、類い希な”美味しさ”で、お客を虜にしてしまうこと間違いなし。記念日やとっておきの時間を過ごしたい時などに、ぜひ訪れてみてください。従来にない中華の味と美しさに、きっと魅了されてしまいますよ。