今年いただいたバレンタインの品々。今年は豪華なものも少なく、手渡しの義理チョコもなく、ちょっと地味な感じもした。いずれにしても血糖値が高いので、チョコレートは僕は食べられないんだけどね。
なかには1997年のヴィンテージのシャンパンとグラスという豪華なプレゼントもいただいた。チョコよりは断然、このほうがうれしかった。
さて今回は、毎年恒例になりつつある、バレンタインのチョコレート自慢企画。しかし今年は驚いたね。例年に比べて、チョコの数がものすごい少ない…。ここ何十年、日本人は右肩上がりで数が増えることが当たり前と勘違いしてるっていう話を、この前も書いたけどさ。かくいうこのオレも、バレンタインデーのチョコレートの数が、男の魅力のバロメーターであり、それがずっと右肩上がりで行くんだって、とんでもない勘違いをしてたみたいで。いや、やっぱりチョコレートは量じゃなくて、質だよ。かなりしょんぼりしながら、そうあらためて言い聞かせているところだよ。
それにしても今年は少ない。でもどうもこれは、僕だけじゃないみたいなんだよね。まわりの友人に聞いても、みんな「今年は少ない」って口を揃える。まずいつもなら、海外のラグジュアリーブランドだの、化粧品メーカーだのが、お中元やお歳暮の代わりに、チョコレートを送ってきてくれることが多いんだけど、まず今年はこれが激減した。
もうひとつは、手渡しでの義理チョコみたいなものがなくなっちゃった。ちょっと前は、バレンタイン当日じゃなくても、2〜3月の丸々2ヶ月、誰かに会えば、手みやげはチョコレートという時代もあったのにさ。
それから、僕の場合は身内だね。家族からのチョコレートがゼロ、と。妻はもちろん、娘から孫まで、誰一人チョコレートなんてくれやしない。
まあ、原油高とかで、世の中の景気がイマイチなんだろうな。お金の使い方を考え始めたっていうのもあるんだろう。そんななか、かろうじて届いた十数個のチョコレートも、凝ったものがほとんどなかったなあ。さすがに国産チョコレートはないけど、ゴディバとかそういう有名メーカーのものを、季節の挨拶代わりに宅急便で送ってくれるというのが、今のパターンになってる。
友達の女の子にも聞いてみたんだけど、「ほんとに好きな人にしかチョコレートはあげない」というコがほとんど。義理チョコとか、そんな無駄なものは時代遅れっていう風潮だよ。給料が上がるわけじゃなし、義理で上司にチョコをあげても何のメリットもないわっていう、現実主義の女の子が増えてるんじゃないかな。
バレンタインの日に合わせて、自分にもプレゼント。キューバから僕の大好きな銘柄の葉巻を取り寄せた。来年は、こういうものをいただけるとうれしかったりして。
それでも、僕の家の近所の有名ショコラティエは、どこもバレンタイン前は長蛇の列。家に帰るとき、毎日のようにタクシーで前を通ってるけどさ。よくよく見ると、その行列してる人たちも、ちょっと昔とは感じが違う。雑誌の切り抜きを片手に電車でやってきたブランド好きのおばちゃまが、今やその主流だもんな。
いずれにしても、バレンタイン=チョコレートで愛を告白っていう発想が、少しずつ時代とズレてきちゃったっていう感じはするね。ここ数年は、友人にあげる「友チョコ」とか、自分のために買う「自分チョコ」とか、新しいパターンも増えてるし。僕もお世話になった人には、男女に限らず、バレンタインデーに花束、シャンパン、それからマフラーやTシャツみたいな消耗品をプレゼントすることがけっこうある。シャンプーセットとか、コロンなんかも気が利いてるよね。
しかしバレンタインデーひとつとっても、時代は動いてるね。僕としては来年は、もうちょっといっぱい届いてほしい。ひとつ、よろしく。
バレンタインの数日前、名古屋に出かけたときにのこと。レストランバーで食事をしていたら、こんな人が突然僕の前にあらわれた。「僕のファッションどうですか?」。このファッションといい、名古屋のノリというのはやっぱり謎だな。
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