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【229】キラキラ・ブームの火付け役「スワロフスキー」急成長中![2008/05/14]

吉岡徳仁氏がデザインした初の旗艦店「スワロフスキー銀座」。デザインテーマは“クリスタル・フォレスト”といって、外観に何千個ものステンレス製のプリズムが設置してある。しかし、びっくりするような店!

 ここ何年か、スワロフスキーが大ブームだよね。フツーの人たちも「スワロフスキー」の名前を耳にするようになっているしね。でも実は、僕と「スワロフスキー」の出会いはもう、かれこれ20年余り前になるんだ。

 たぶん、日本のデザイナーで最初にスワロフスキーを使ったのは僕なんじゃないかなぁ。東京コレクションなんかでいろいろ発表したけど、時にはスポーツウェアの胸元、シャツの袖口、ワンピースの裾など、ありとあらゆるところに使ったものだから、「小西は何でも光らすのが好きだ!」と、よく言われたものだよ。実は、あのキラキラがスワロフスキーだったんだよな。

 そんなわけで、僕がやっていたオリジナル・ブランド「フィッチェ」では20年くらい前からスワロフスキーをあしらったアイテムが主力で、ヒット商品だったんだよ。ところが最近は、コギャルの持つストラップや携帯をはじめ、髭もじゃラッパーのお兄ちゃんがスワロフスキーいっぱいのTシャツを着ていたり、お店の内装だったり、中には小便小僧までスワロフスキーでキラキラ。まっ、ここまでくると、やり過ぎの感はあるけどね。

パーティ会場となった絵画館(左)と、この日のためだけに設置された巨大なドーム型テント(右)。外観には新しいモチーフ“スワンフラワー”が映し出されていた。

この日、ファッションショーも行われたが、メタリックなシルバーとゴールドの、これでもかってようなゴージャスなフィナーレだった。中央の小柄な方がクリエイティブ・ディレクターのナタリ・コラン・ロブリク。その左がモデルの杏チャン。右がモデルのカルマン・キヤス。

パーティはテントの中で行われたが、一段高くなったところに有名人、低いフロアーに一般客と分けられたのはいいが、下からサービスショットをねだられ…。まるで客寄せパンダ状態になってしまった。本物のセレブにはあまり好まれないんじゃないかと思った。

最近、このようなパーティによく招かれているIKKOさん。彼!?の胸元にある豪華なアクセサリーはもちろんスワロフスキー。TVで人気のある有名人には、あらかじめ衣装やアクセサリー等の提供がされるんだ。

 でもまあ、こんなに普及している「スワロフスキー」はすごいね。ここまでブームにのって、衣食住(食はお店だけど)あらゆるところで目にする機会の多い付属品は類を見ないからね。普及率から考えても、その売上高は相当なものだと思うし、会社の成長具合も生半可じゃないでしょう。きっと! そう、いつもお招きにあずかるパーティを見てたら分かります。

 今から何年か前までの「スワロフスキー」と言えば、いわゆるファッション業界のための展示会や発表会で、新しいカットや新商品なんかがディスプレーされ、アパレル関係者がカタログを片手に持って見て回っていたんだよ。その頃パーティに招かれる有名人と言えば、神田うのチャンとモレシャンさん、そして僕くらいなものだった。それが年々、どんどん規模が大きくなってきたんだよねぇ。

 パーティを見ていると、その会社の勢いというか、成長の度合が分かるんだけど、僕が年間で何十とお招きにあずかるパーティの中でも「スワロフスキー」のパーティは、ゴージャス部門の5本の指に入るんじゃないかなぁ。

 今回も銀座店のオープンを記念して、東京青山の絵画館でパーティがあったんだけど、何よりすごかったのは、絵画館とその前に建てたドーム型のテントをスクリーン化して、スワロフスキーの新しいマーク“スワンフラワー”で埋め尽くしていたんだ! そして、招かれた人達もいつもと違ったね。芸能人もいっぱい来てたけど、それより一般の人のほうが多かった! パーティ会場のドーム内に芸能人用のお立ち台があって、下から一般の人達が見あげてるって感じ。ちょっと見世物みたいで個人的には好きじゃなかったけど…。

大人気のスワロフスキーの定番リング「NIRVANA(ニルヴァーナ)」。価格も¥37,500(税込)とお手頃。

 まっでも、そんな事はともかくとして、スワロフスキーの新作の指輪とか、いろいろ見せてもらった。ほんとに年々、進化してる「スワロフスキー」には脱帽だね。アクセサリーその他さまざまなものと取り組み、開発を重ねているんだ。それとやっぱり、企画力、デザイン力もすごいよね。努力と戦略でイメージを作り上げ、社会環境を巻き込んで数年でこんなに進歩、進化している企業ってなかなかないもんな。

 大成功を収めた「スワロフスキー」のお店を見て、十数年前に一生懸命、スワロフスキーをピンセットで挟んでセーターに並べてた時の事を懐かしく思い出しながら、ほかのお客さんとは一味違う思いで過ごした一夜だった。

スワロフスキー

 1895年の設立以来、精密カットクリスタルの生産で世界トップを誇る「スワロフスキー」。デザインに関連する業界にクリスタル素材を提供するコンポーネント事業に加え、1970年代半ばからジュエリー、アクセサリー、オブジェ、クリスタル・リビングなどオリジナルのクリスタル製品を紹介するコンシューマー・グッズ事業にも力を入れている。
 これらスワロフスキー・コレクションの数々は、世界の主要なファッション都市で展開する1150ものショップで目にすることができるが、3月29日に初の旗艦店「スワロフスキー銀座」がオープン。吉岡徳仁氏による“クリスタル・フォレスト”はショップ全体で3トン以上のクリスタルが使用されたショップデザイン。調和と反射光の魔法の空間の中にジュエリー、ハンドバッグ、高級アクセサリーなどを展開するダニエル・スワロフスキーをはじめ、スワロフスキーのさまざまなコレクションがオールラインナップされている。

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