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【230】ドン小西、さっそうと!? DJデビュー![2008/05/21]

クラブには毎日、数人のDJが入る。一人当たり1〜2時間やるわけだが、僕はAM1:00からスタートした。僕の横にいるのが売れっ子の女性DJ。最近、女性も多くなった。その隣は僕のアシスタント。

DJ真っただ中! 完全にてんぱっている僕だが、次の曲を選ぶのに時間がかかっちゃって大変だった! 必死だったよ。

 実は5月2日に、東京・青山にあるクラブ「ル バロン」でDJデビューしたんだ。しかし、ちまたはゴールデンウィーク(GW)真っただ中。まあしかし、GWというと、どうして日本人はこうも大騒ぎするんだろう。メディアも悪いと思うよ。GWスペシャル、GW特番であるとかさ。まるでお正月みたいにあおりたてる。主体性のない日本人は、どこかへ出かけないと時代についていけないとか、取り残されると不安に思うんだろうな。

 僕も自慢じゃないけど、うちの娘が小さい頃、GW前になると一生懸命、車のメンテナンスをして、何時間も大渋滞に巻き込まれて出かけたもんだよ。車の中で家族とお弁当やお菓子食べたりして、睡魔との我慢大会!

 まあ、そんなことをして「家族円満だ!」「オレ(うち)は幸せだ!」と、その時は思ったりしてたもんな。しかし、これだけは言っておく! そんなことより日々の積み重ねが重要なんだよ! 数か月前、20何年前もの家族のそんな写真が出てきたんだが、何の記憶もなかったのに驚いた。娘だって寂しいことに、覚えてくれてもいなかったよ、ほんと。

 いずれにせよ、「ゴールデンウィーク」というセレモニーというか一つのブランドみたいに踊らされて、どこか行かなくちゃとか、ウダウダするのはナンセンスだね。僕は自分の体を整えるとともに、自分の考え方を見直すいい機会だと思ってる。心も体もリセットする機会が必要だからね。

ホールで大勢踊っていたお客さんが、僕がDJを始めた途端、半分が引いちゃった時はあせりまくったね。でも後半は盛り上がって、ホッとしたよ。

 で、本題だよ。GW真っただ中の5月2日、東京で今一番人気があり、ファッション業界の人たちも多く集まるクラブ「ル バロン」でDJを初体験したというお話。実は、昔のプラシックスの中西トシちゃん、彼はミュージシャンでもあるんだが、50歳を超えたじいさんという事で、“G5”を作って、二人で組んでDJを初めていこうという企画なんだ

 GWさなかだったにも関わらず、「ドン小西がDJデビューする!」というお店の触れ込みで、お客さんが集まってくれた。まっ、でも、ここにくるまでが大変だった! DJと言えばCDを使うのがフツーだが、iPodのほうが使いやすいと言われ、早々iPodを2つも買うはめになった。片方をフェイドアウトしながら、もう片方をフェイドインしていくというように、つないでいくからなんだけど。といっても、iPodの使い方を知らない僕は、ちっちゃな取り扱い説明書を、老眼鏡をかけながら見て大変だった!

 それと重要な事は、クラブの中のお客さんの空気に合わせて曲を選んでいくという事! 曲の流れ、構成、それと僕のセンス、これらはファッションと似てるね。自分のセンスや感性が、もろ出てしまうから大変! 機材にも慣れず、あたふたしながらアッという間の1時間だった!

僕のDJを見に来てくださったお客さん達とのショット。終えた直後、「すごくよかった!」と言われ、涙が出るくらいうれしかったよ。

 終了後、「絵になりますね!」「カッコいいですね」と何人ものお客さんに言われ、支配人からも「やぁ、感激しました。月に1回くらい、G5ドン小西デーをやっていただく事は可能ですか?」とリクエストもされた。

 いやぁ、50歳後半、今までの概念にとらわれないで、人間どんどん自分にムチ打ってまで行動に移すということを、改めて痛感しちゃったよ。まさか僕は、60歳を手前にしてこんなパワーがあるとは自分でもびっくり……。ちょっと今までにない、ひと味違うGWだったよ。

Le Baron de Paris(ル バロン ド パリ)

 グラフィックアーティストをはじめとするクリエイティブな面々が、パリで立ち上げた会員制クラブ「ル バロン」。その姉妹店が今回ご紹介した東京・青山にある「ル バロン ド パリ」だ。ライブや“セレクター”と呼ばれるDJの音楽に誘われて、さまざま流行を発信するいわゆる業界人などが集まってくる。パリの雰囲気を楽しみつつ、大人の夜を満喫できる東京、屈指のナイト・スポットとして注目を浴びている。

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