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| 「湯葉・青海苔入り刺身こんにゃく(おぼろ昆布巻き)・アロエのお造り・イギス」…イギスとは、テングサに似た紅藻類に属す海藻のことで、フコイダン(コレステロール吸収の抑制・血圧降下作用などがあると言われる)という成分を多く含みます。無味無臭なので、お醤油で頂きます。(以下、料理は全て、夜のおまかせコースより) |
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「野菜ってこんなに素直においしいんだぁ」。野菜料理専門店『菜懐石 仙』を初めて訪れた時、私のお腹と体と心から出てきた最初の言葉でした。
こちらは、野菜料理研究家として、今をときめくカノウユミコさんのお店です。場所は、祐天寺からとことこ歩いて約10分くらいのところ。小さなビルの2階に、小さな看板がでているだけの、かなり隠れ家的たたずまいのお店です。
席数も、個室が3つのみで、ふだんは2室しか使用されず、なおかつ、お休みの日も多いということ。「一体それで利益があるんですか?」と聞くと、「趣味みたいなものですから」とユミコさん。
カノウさんのお料理には、肉・魚・乳製品などの動物性の食材や、砂糖・化学調味料類は一切使用されません。和食につきものとされるおだしも、鰹やいりこといったものは使わず、使うとすれば、昆布だしのみ。
「植物性の素材だけで、とびきりおいしい料理が作れるんですよ。野菜は力強く生きてますから」(ユミコさん)
たいてい、料理をする際には、調味料の存在は欠かせませんよね。私も、あらゆる調味料に助けてもらって調理することが常。だけれども、カノウさんからすれば、それは、せっかくの野菜本来の旨みを殺してしまうに過ぎないんです。 |