TVなどで、父のファッション・チェックを見ていると、それは違うんじゃない?と思うことのほうが多いんです。父は、基本的に、叶姉妹が着ると似合いそうなセクシーでゴージャスでフェミニンなスタイルが好き。父は、昔の日本男児的な頑固な人なので、女性は女性らしくあってほしいという強い信念があるのでしょう。そんな自分の好みを相手にムリヤリ押しつけていることが、ときどきありますよね。
私は、今、父のブランド『YOSHIYUKI KONISHI』で働いているので、父との方向性の違いで、ちょっとした葛藤を感じることもあります。きらびやかすぎるデザインを求められるときは、正直いって、難しいなと思うこともあります。 |
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私自身は、もっとかわいらしい、パンキッシュな感じのテイストが好きなんです。テキスタイルを中心に勉強していたこともあり、布地が凝っているもの・パッチワークや刺繍、クラフト要素が入ったもの、明るくて手作り感があるものに惹かれます。ブランドでいうと、ドルチェ&ガッパーナやマルニなどが好きです。
また、古着も大好きです。古着って、布地もパターンも、そのときしかないもの、二度とつくれない歴史があるものですし、どんな人が着ていたんだろうっていうワクワク感があります。父にとっては、受け入れがたいアイテムらしく、とくに学生時代は、私が古着を着ていると、「わけのわかんない汚いかっこうするんじゃない」「スーツとかもってないのか?」と言われていましたが、懲りずに今でも、着つづけています。 |
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私は、幼稚園のころから、『YOSHIYUKI KONISHI』のコレクションをずっと見て育ってきました。父は、いつも夜中まで忙しく働いていて、顔を合わせるのは日曜の朝ご飯のときくらい。小さいころから、父親というより、この人はファッションデザイナーなのだ!として認識していました。日曜日でも朝寝坊したら怒られるし、「おはよう」というと「おはようございます、だろ」と怒鳴られるし。礼儀作法や女性らしい振る舞い方について、とても厳しい人でした。
小学校の高学年のころ、中学校受験の面接用の洋服を一式、父に買ってもらいました。ツイードの暖色のジャケットにヴィヴィッドな赤のタートルネック、プリーツスカートに乗馬ブーツという完璧なイングリッシュ・トラッド・スタイル。いっしょに新宿の伊勢丹で選びました。
父は、そのころ『色の魔術師』と言われていたくらいで、色の組み合わせ方にとくに、うるさかったんです。「暖色の洋服には暖色の小物をあわせるとまとまりやすい」などと、今思えば、小学生にとっては難しいような配色ルールを教えてくれました。しかし!実際のお受験では、紺ブレに白のシャツ、スカートにローファーが基本スタイル。そんなイケてる格好(?)をしている子は私だけでした。(笑)
そんな環境で育ったせいか、私自身も、自然とファッション関係の仕事を志すようになりました。父の存在が大きい分、あえて誰にも頼らずに、私個人の力を磨きたいという思いもあり、多摩美術大学を卒業後、ロンドンのファッション美術大学、セントマーティンに留学しました。 |
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| ロンドンにいた時に作ったモノ。Bootsを創る為のデザイン画です。 |
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| 2003年秋冬『YOSHIYUKI KONISHI』カタログのグラフィックをてがけました。これは自分的にカナリ気に入ってます。Glam Rock(グラムロック)を表現しました。お買い上げの方に差し上げた物です。 |
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| イギリスの代表的なBootsブランドDr.Martinのコラボレーション展が去年の11月にあり、そのために創ったモノ。Bootsを支給されそれを『YOSHIYUKI KONISHI』らしい表現で。と言うことだったので、スワロフスキー(ラインストーン)をふんだんに使い作ったものです。テーマはクチュールPunkです。豪華さと尖がった不良ぽさを共存させました。 |
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| これも『YOSHIYUKI KONISHI』の2003年秋冬のために作ったプリントです。ボーダーの生地に柄をプリントして、ラインストーンをつけたもの。視覚的にちょっとトリックのあるモノを創りたかったのです。 |
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